代表の溝江弘騎さん
雪が降る中、リンクル代表の溝江広騎(みぞえこうき)が電動車椅子に乗り笑顔を見せている写真

代表:溝江 広騎(みぞえ こうき)

  • 出身地 青森県青森市
  • 出身校 青森県立第一養護学校
        青森第一高等養護学校
        東北福祉大学総合福祉学部社会福祉学科
  • 資格等 社会福祉士、精神保健福祉士、相談支援専門員
        国家資格キャリアコンサルタント・障害平等研修ファシリテーター等

代表メッセージ

 私には、脳性麻痺という障がいがあります。左手と両足が不自由なため、電動車椅子を使用して生活しています。双子の兄は健常者で、自分だけ障害がある状態で生まれ、兄との違いに迷い、戸惑いを感じていました。
 小学校の時から、周囲の人から指を差され、「障がいがあってかわいそう」「前世が悪い」などと言われ、宗教勧誘や差別を経験してきました。
 また、高校受験の時、「バリアフリーでない」という理由で普通高校への進学を断念しました。

 これらの経験から、障害についての意識やバリアフリー環境等の重要性を感じ、「自分の経験を活かして、福祉を変えたい。」と強く思いました。

 その後、障害のある方の就労支援や相談支援に従事し、就労支援施設の施設長を務めてきました。足の手術の失敗、勤めていた事業所がコロナの影響で倒産等、数々の出来事を乗り越えて「利用者に寄り添う支援」を一貫して行ってきた結果、「とても親身に関わってくれた。」「溝江さんに出会えて良かった。」との声を多数いただいています。
 現在管理者を務める事業所の顧客満足度は90パーセント以上を継続しています。

 将来の夢は「障害があっても、負い目を感じず暮らせる青森を作ること」。

東奥日報掲載記事の写真
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